株式会社ウチノコト

犬と生きる決意の前に

ワンコと暮らしている方には馴染みの深い「犬の十戒」は、世界中に広がっている英文の詩の意訳。飼われる犬と人間との関係の築き方を、犬が主人に語りかけるように綴られています。
幼児と同じくらいの知能があって忠実、感情豊かなワンコたちと上手に暮らすためのヒントとともに、主人に覚悟を求める内容です。

できる限り一緒にいて
私の人生は10年から15年くらい。どんな理由でもあなたと離れることはとってとっても辛いこと。私のことを飼う前に覚えておいてください。

言葉は話せなくてもわかる
どうか私に話しかけてください。たとえ言葉がわからなくても、あなたの声であなたの気持ちは理解できます。

遊べなくなっても
あなたも歳をとるように、私も年老いていきます。どうか見捨てたりしないで、私のお世話をしてください。

私とは気長につきあって
あなたが私に何を望んでいることや、教えてくれていることを、私が理解するには時間がかかります。だから、気長に待ってくれるとうれしい。

心があることを忘れないで
私はあなたのあしらいを決して忘れない。あなたが私にとって大切な存在であることに気づいてください。

旅立ちの時はそばにいて
私の最期には、見るに耐えられないと席を離れたりしないで。あなたがそばにいてくれれば、すべてが楽になり、安からに旅立てます。私があなたを生涯愛してきたことを忘れないでください。

私を信じて欲しい
どうか私を信じて。あなたが信じてくれれば、私は心穏やかに幸せに過ごせます。あなたとの絆は、私にとってとても大切なことです。

私はあなたを傷つけません
私を叱る前に思い出して。私には簡単にあなたの手を傷つける牙があるけれど、私はあなたを噛んだりしない。

あなたは私の唯一無二の存在
しつこく怒ったり、罰として閉じ込めたりしないで。あなたには仕事があり、娯楽があり、友達がいます。私にはあなたしかいないのです。

従わない理由を考えて
愛想が悪いとか頑固だと叱る前に、自問して欲しい。ご飯は適切か。強い日差しに晒してないか。加齢で心臓が弱っているんじゃないのかと。